自分の生活は自分で管理する!知っておかなければ損をしたり、家族に迷惑をかけることもあります。ここではお金の管理と生活のルールを一緒に勉強しましょう。
日本が「世界一安全な国」と言われていたのは、今や昔のこと。毎日のようにテレビや新聞では凶悪な犯罪が報じられ、「ひとり暮らし」の人が犯罪に巻き込まれるケースも多くなっています。事故やトラブルに巻き込まれない様に、未然に防ぐための知識が必要です。また、家族と一緒に暮らしていた時には当たり前のことでも、マンションやアパートでは「非常識」となることも多くあります。侵入犯罪(空き巣など)はもちろん、水漏れや騒音などでご近所に迷惑を掛けてトラブルを起こすようなことも避けなければいけません。
「ピッキング」「サムターン回し」などの手口で多発した空き巣被害。一時期よりは減少したものの、全国で1日平均約563件発生しています。「自分は大丈夫」と思っていると被害にあってから後悔することになります。
解決法防犯意識をもちましょう
「シリンダー錠」「シリンダー」「サムターン」の3種類の指定建物錠に防犯性能の表示が義務づけられています。また、「1ドア2ロック」や防犯性の高い窓も増えています。しかし、「寝るときに窓を開けっぱなしにしない」「外出時には施錠を確認する」など、心がけが重要です。
意外と多いのが水のトラブル。ちょっとした気のゆるみのほかにも、洗濯機などのホースがはずれるなどが原因で起こることがあります。階下の住人の電化製品や家具などを水浸しにして、弁償で多額の出費になるケースもあります。
解決法気のゆるみから大きなトラブル
洗濯機を回したままや風呂の蛇口を開けた状態で外出するなどは絶対しない。ゴムホースがはずれたり劣化によるひび割れなどが原因なので、日頃から注意が必要です。また、水道管の劣化なども考えられるため「水漏れかな?」と思ったら、早めに管理会社や大家さんに連絡してください。
「電子レンジや炊飯器を同時に使うとブレーカーが飛んでしまう」という話を聞くことがあります。そんな時、初めての「ひとり暮らし」だと慌ててしまい、「停電だと思い実家に電話した」という経験談もあります。
解決法慌てず騒がず冷静に対処 入居時にはブレーカーの場所はもちろん、契約アンペアも確認することをおすすめします。一時的に多くの電力を消費するのがキッチン廻りです。炊飯器はリビング側のコンセントを利用するなどの工夫も必要です。懐中電灯の常備はひとり暮らしの基本。ブレーカーが飛んでしまっても、慌てずに懐中電灯をつけて、ブレーカーをリセットしましょう。
勧誘新聞の勧誘や訪問販売など、しつこい勧誘には悩まされることも多くあります。はっきりと断ることが大切です。
故障給油や暖房機器などの故障は管理会社や大家さんへ早めの連絡を。ほかにも漏電や水漏れなどは止めの対処が必要。
部屋のキズ、汚れ部屋を出る時にトラブルになりかねない。過失によるキズや汚れは弁償の対象になるので、日頃から心がけておくこと。
騒音テレビや音楽だけではなく、掃除機や洗濯機、足音なども騒音に。常識を身につけることで、ご近所迷惑を回避。
日常のトラブルを避けることはそれほど難しい事ではありません。ただ、ひとり暮らしをはじめたばかりだと戸惑うことも多いはず。経験者の話を聞いて、日常生活で実行することが大切です。